投資初心者でも始められる個別株投資を解説【おすすめ高配当日本株も紹介】

S株(単元未満株)

何となく沢山のお金が必要と思われている、個別株投資について「投資初心者でも始められる」をテーマにして解説していきます。また、初心者でも解る様に企業の財務状態の確認ポイントや初心者におすすめの高配当銘柄を合わせて紹介していきます。

私個人が調べた内容や個人の感想のため正確性に欠ける可能性があります。投資を始める際には当サイトの内容をうのみにせず、ご自身で調べ直すようにお願いします。

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投資初心者でも始められる高配当日本株への個別株投資を解説

投資初心者でも始められる個別株投資
  • 少額から個別株への投資
  • 高配当株の目安は配当利回り3.5%~6%
  • 初心者でも解る企業の確認ポイント(PER、ROE、時価総額、利益など)
  • 初心者におすすめ銘柄を紹介

投資初心者でも高配当な日本株を選んで個別株投資を始められる様にポイントを解説します。

初心者でも始められる単元未満株

単元未満株が利用できる証券会社
  • SBI証券:S株
  • マネックス証券:ワン株
  • ネオモバイル証券:S株
  • LINE証券:いちかぶ

個別株投資は沢山のお金が必要と思っていませんか?日本では株式の売買を行う証券取引所で売買単位を100株単位(単元)に統一しています。

個別株投資を始めるには、どうしてもまとまったお金が必要となってしまうため、証券会社が単元に満たない株数での投資が行えるよう、単元未満で株式を購入できるサービスを提供しています。

個別株は少額で買える

単元未満で株式を購入できるサービスを利用することで、投資初心者で少額から始めたいと思っている方でも、通常の個別株投資に比べ少ないお金で投資を始めることが出来ます。

単元未満で株式を購入できるサービスでは、個別株投資を始めるハードルが低くなるのと合わせて、100株単位(単元)では株価の高い銘柄に投資するのが難しい場合でも、投資の対象として検討できるようになります。

自分で分散投資を考える必要あり

個別株投資は投資信託やETFの様にプロが運用する商品ではなく、個別の企業株を購入していきます。

そのため、自分で分散投資を考える必要があります。これも100株単位(単元)で分散を考える必要がなく、単元未満で株式を購入することで少ない金額でも分散投資していくことが出来ます。

企業の業績や財務状態をチェック

投資信託やETFの様にプロが運用する商品ではないため、どの企業に投資するかなどは自分で選ぶ必要があります。

投資する企業の財務状況が健全でなければ配当が減ったり無配当なんてこともあり、最悪は倒産して投資した金額が戻ってこなんてこともあり得ます。

自分で選ぶとなると投資初心者には難しいと思われるかもしれませんが、いくつかのポイントを押さえてチェックすることで、なるべく安定した配当金を受け続けることが出来るようになります。

もちろん投資なので元本割れのリスクがあり、投資信託やETFなどのプロの運用に比べればリスクは高いです。それでも投資信託やETFに支払っている信託報酬を払う必要がなく、しっかりした高配当な企業を選んで投資することでそのリスクを抑えていくことが重要です。

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高配当株の配当利回りの目安は?

高配当株の目安は配当利回り
  • 高配当株の目安は配当利回り3.5%~6%

高配当株として重要視する項目が配当利回りの高さだけでは危険で、その他のポイントについて解説していきます。

配当利回りとは

1株当たりの配当金が株価の何%になるかを示したものです。

配当利回りの計算方法は1株当たりの年間配当金を現在の株価で割って求た値が「配当利回り」になります。

一般的には高配当株の目安は配当利回り4%以上が高配当の基準とされやすいです。

私としては投資先企業で過去に配当金がどのように推移(増配、維持、減配など)していたかを確認して安定していれば配当利回りが3.5%付近でも購入の対象としています。

配当利回りが高いだけではダメ!

配当利回りの高さだけを見て投資先企業の株を選ぶことは危険です。

配当利回りが高すぎる銘柄は一時的な利益による特別配当や、業績の悪化が予想されて株価が下がったことで一時的に配当利回りが上がった様に見えてしまうためです。

安定した配当金を得るためには、先ほどと同じように過去の配当金がどのように推移(増配、維持、減配など)していたかを確認して安定しているかを確認する必要があります。

成長する企業を見分ける

過去の配当金推移のほかに、不景気ですぐに倒産しないような体力が企業にあるか、近年の売上高が伸びているのか、売り上げに応じて利益が上がっているのかなどいくつかのポイントに絞ってみるだけで、初心者でもある程度の高い配当利回りで安定したは配当金が得られそうな銘柄を見つけることが出来ます。

配当利回りだけが高い銘柄がいくつもあります。そんな中から失敗しない様に選ぶポイントを押さえていくことが大切です。

投資初心者でも4つのポイントで優良高配当を見分ける

初心者でも優良高配当を見分ける4つのポイント
  1. 配当利回り
  2. 利益の推移
  3. EPS(1株当たりの利益)
  4. 配当性向

高配当で安定的に安全な企業を選ぶポイントを4つ紹介します。

紹介するポイントをチェックすることで、安定的に高配当得られる可能性があがります。

ポイント1 配当利回り

高配当な株を探すために必要な一つが「配当利回り」です。

安定的に高配当を狙うためなので当たり前ではありますが、まずは高配当株の目安である配当利回り3.5%~6%程度の企業について確認をしていきましょう。

安定的に7%以上もの配当を出し続けている企業はほぼなく、何らかの理由で一時的に上がっている可能性が高いです。

ポイント2 利益の推移

配当金は純利益から支払われるのが通常で、利益が減ったりマイナスになれば減配されたり無配当となってしまいます。

そのため、過去数年分(10年程度)の利益推移を確認することで、利益のトレンドを確認することが出来ます。

利益が少しづつでも右肩上がりの傾向で、少なくとも横ばいといえる様な傾向で利益が推移している企業を選べば、減配されたり無配当といったリスクを抑えることが出来ます。

ポイント3 EPS(1株当たりの利益)

EPS(1株当たりの利益)とは「当期純利益÷発行済株式数」で計算され、株主が投資した1株あたりで企業がどれだけの利益を出しているかがわかります。

1株当たりの利益を表す指標となるため、企業の規模にかかわらず、基本的に数値が高いほど企業の稼ぐ力が高いといえます。

また、過去EPSの推移を確認することで、企業が順調に成長しているかを判断することもできます。

注意点として、発行済株式数の増減によってEPSは変動します。発行済株式数の増減は、株式分割や自社株買いなどによって変動するため考慮する必要があります。

ポイント4 配当性向

配当性向とは「1株当たり配当額 ÷ 1株当たり純利益」で計算され、企業が出した利益からどの程度を株主に還元しているかを表す指標です。

配当性向が30%以上あれば、株主への還元意識が高い企業だといえます。

逆に配当性向が高すぎる場合は利益が減った際に減配となるリスクがあり、安定した配当を考えると望ましくないです。

目安として30%~50%台であれば、利益が減ってしまった場合でも配当を払う余力があり配当額を維持することが出来て、順調に利益が上がっていけば増配される可能性が高くなります。

また、配当性向が30%~50%台で余力があり、今後の業績についても右肩上がりで成長している企業では、自社株買いを行いEPS(1株当たりの利益)を上げるといった株主への還元を行っていたりします。

この他にも有用な指標が沢山ある

ここに上げた4つのポイントは投資初心者がいきなり失敗しないための最低限の知識です。

この4つ以外にも株価が割安なのかをチェックしたり、〇〇ショックなどが発生した場合に生き残れる体力があるかなど、多くのお金を投入する場合にはチェックしておいたほうが良い項目が沢山あります。

投資初心者が少額から投資を行いつつ、お金や投資の知識を付けてより低リスクで安定的に配当金を得るために必要なことを身に着けていきましょう。

実際に投資を行っているのと、投資をせずに勉強するのとでは成長するスピードが大きく違います。しかし始めから多くのお金で投資して知識を付ける前に失敗してしまっては意味がありませんので、少しずつ始めて慣れてから大きくしていきましょう。

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投資初心者におすすめの高配当銘柄

投資初心者におすすめの高配当銘柄
  • 8591:オリックス
  • 8306:三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)
  • 2914:日本たばこ産業(JT)

投資初心者が最低限確認しておくべきポイントと合わせて、おすすめの高配当銘柄について紹介します。

8591:オリックス

オリックスは国内最大の総合リース会社です。法人向けの金融サービスを中心として不動産や銀行、レンタカー・カーシェアリングなどを幅広く手掛けています。

株価2,301円配当利回り3.72%
利益の推移上昇トレンドEPS259.37円
配当性向33%年間配当金85.60円
ゼロヨンブログ調べ(2022/08/28j時点)
8591:オリックスの純利益推移
引用元:IR BANK(https://irbank.net/)

コロナショック時の2021年3月決算で当期純利益が約36%ほど下がりましたが、2022年3月決算では約62%程度上げてコロナショック前の水準まで戻ってきています。

コロナショック時の2021年3月決算で当期純利益が約36%ほど下がった中でも減配は行われませんでした。

オリックスは安定的な配当金を得る銘柄として人気の銘柄です。

8306:三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)

三菱東京UFJ銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券などを傘下に収める総資産190兆円を超える世界最大の金融グループです。国内では、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループと並んで3大メガバンクと呼ばれています。

株価732円配当利回り3.83%
利益の推移現状維持EPS88.45円
配当性向31.7%年間配当金28円
ゼロヨンブログ調べ(2022/08/28j時点)
8306:三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の純利益推移
引用元:IR BANK(https://irbank.net/)

コロナショック時の2021年3月決算で当期純利益が約39%ほど下がりましたが、2021年3月決算で約47%、2022年3月決算で約45%程度上げてコロナショック前の水準まで戻ってきています。

コロナショック時の2021年3月決算で当期純利益が約40%ほど下がった中でも減配は行われませんでした。

大きく成長することは無いと思いますが、配当狙いとしては安定的な配当金を狙える銘柄です。

2914:日本たばこ産業(JT)

日本の食料品製造会社で、たばこの独占販売を中心に、医薬品、加工食品などを製造している会社です。

株価2,364円配当利回り5.92%
利益の推移現状維持~下落EPS190.76円
配当性向73.4%年間配当金150円
ゼロヨンブログ調べ(2022/08/28j時点)
2914:日本たばこ産業(JT)の純利益推移
引用元:IR BANK(https://irbank.net/)

コロナショック前から緩やかに下落トレンドでしたが、コロナショック後にはコロナ前の水準まで戻しています。

日本たばこ産業(JT)は配当性向が「73.4%」と高く、利益が下がると減配されることもある銘柄です。

ただ、たばこ産業という日本では独占企業で、日本では喫煙人口は減る一方ですが、最近は海外に力を入れています。

売り上げの60%ほどが海外での売り上げで、しかも利益率が高い商品になっています。また、海外は喫煙率は下がっているものの世界の人口は増加しているため、急激な衰退といったリスクは低そうです。

配当利回りが「5.92%」と高いため、多少の減配リスクはありますが安定した配当が期待できる銘柄です。

ここで上げているおすすめの銘柄については、どこでもおすすめしているような銘柄です。

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まとめ

まとめ
本日のまとめ
  • 投資初心者でも個別株投資を始められる
  • 7つのポイントで企業を見極めよう
  • 配当金で生活を豊かにしよう

配当利回りは株価の上下で変わってくるため、おすすめ銘柄で上げた始めの2銘柄は配当利回りが4%となる株価のタイミングで購入しても良いです。

JTについては4つのポイントから一部外れている例外ではありますが、全株式のうち3分の1以上は日本政府(財務省)が保持しなけれならないと法律で定められている特殊な会社で、必ずポイントを押さえていないとダメということではなく、判断の目安の一つで総合的に判断する必要があります。

日本の高配当株で個別株投資の詳細はこちらになります▼

投資はリスクを伴う行為であり、リスクを十分に理解して自分の判断で決めましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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