
投資初心者の私が購入を検討している米国高配当ETFの「PFFD」について、その魅力であるおすすめポイントについて少し深堀をして行こうと思います。PFFDがどのようなETFであるかや配当金の実績、構成される銘柄についても調べていこうと思います。
私個人が調べた内容や個人の感想のため正確性に欠ける可能性があります。投資を始める際には当サイトの内容をうのみにせず、ご自身で調べ直すようにお願いします。
米国高配当ETF PFFDのおすすめポイントとマイナスポイント

高配当で値動きが小さな高配当ETFであるPFFDのおすすめポイントはこちらです。
- 約5.8%の高配当
- 毎月分配(1月なし、12月2回)
- 値動きが安定してきた
運用期間が5年程度と短いPFFDの注意点はこちらです。
- 信託報酬が高め
- 分配配当率が下がり気味
PFFDのおすすめポイント

PFFDのおすすめポイントを紹介していきます。
PFFDおすすめポイント 配当利回りが高い


PFFDの直近1年の配当利回りは約5.8%となっていますが、過去の推移を見ると5%台を切ることもなくとても優秀な数字となっています。多くのETFは配当利回りが1%~3%未満のものが多数で他と比べてみても配当利回りが高いETFとなっています。
ちなみにETFの特徴として株価の値上がりは期待できなくなっています。
株価が値上がりしても利益は限定的で値上がり益を期待できないため、ETFの価格推移は債券の様な横ばいの動きで推移しています。
PFFDおすすめポイント 分配金が年12回ある

PFFの分配金は年に12回で2月~11月に月1回と12月に月2回に行われます。年間のトータル金額としては1株当たり$1.3~$1.4くらいの配当となります。2022年8月15日時点の評価額からすると1万円当たりで約3.3株になり、1万円当たりの分配金は$4.3~$4.6程度になります。また、配当金はドルで支払われます。
記事を書いている2022年8月時点では円安の傾向になり1ドル=約135円となっています。しばらくの間は円安が続くような予測もあり、ドルとして資産を保有できれば保有しているドルで購入が可能なため為替レートを気にすることなく購入することが出来ます。
PFFDおすすめポイント 値動きが安定

2017年09月11日の上場以降で大きな株価の変動はありませんでした。コロナウィルスによる影響により株価が大幅に下落しましたが、既に回復しております。
2022年8月までで米国で政策金利の大きな引き上げが影響して下落している状況です。現在では高インフレへの警戒感が和らぎ、物価の伸びは鈍りつつあるので購入するか見極めが必要なタイミングです。
PFFDのマイナスポイント

PFFDのマイナスポイントを紹介していきます。
PFFDのマイナスポイント 信託報酬が高め

PFFDの信託報酬(経費率)は年間で0.23%と若干高めではあるものの、高配当を毎月得られるために株の売買益は目的とせず、安定して配当を得ようとする人に人気です。
株価の値上がりは期待できず横ばいが続くようなものであれば、この信託報酬がずっと続くとその差は大きくなっていきますが、0.23%程度であれば十分魅力的な高配当ETFだと考えます。
信託報酬が高いETFはダメなETFとなるわけではなく、良し悪しは信託報酬だけで判断できるものではありません。
信託報酬は、信託財産から基準価額の計算時に自動的に差し引かれるため、コストがかかっているという認識が薄れがちになりますので、選ぶポイントの一つとしてしっかり認識しておく必要があります。
PFFDのマイナスポイント 分配配当率が下がり気味

2年連続で配当利回りが下がっていて、配当利回りは低下傾向になっています。まだ、5年程度しか運用されていないため、今後の配当利回りがどうなっていくかを注意していかなければなりません。
株価は安定してきて長期的に保有しても大丈夫だと私は考えていますが、配当利回りが自分の希望する利回りを下回ってくるようであれば、他の高配当ETFへの乗り換えを考える必要があるかもしてません。

まだ運用期間が短く、ETFの特徴として株価が大きく上下するようなものではないため、配当金目的であれば十分問題ない商品です。
取り扱いがある証券会社はこちらになります▼
米国高配当ETFおすすめのPFFDについて

PFFD(グローバルX 米国優先証券 ETF)の特徴

PFFD(グローバルX 米国優先証券 ETF)はICE BofAML・ダイバーシファイド・コア・米国優先証券・インデックスと同等の投資成果を目指す優先株式ETFとなります。
ICE BofAML・ダイバーシファイド・コア・米国優先証券・インデックスとは累積的優先株式、非累積的優先株式等さまざまな種類からなる米国の優先証券に追随する指数になります。

個人の投資家には『議決権』をあまり必要とする人は少なく、高配当な優先株は資産運用には魅力的なものです。
PFFD(グローバルX 米国優先証券 ETF)の詳細
ティッカー | PFFD | 純資産総額 | 約2,529 百万USドル | |
設定日 | 2017/09/11 | 決算 | 毎月 | |
分配金 | 12回/年 | 信託報酬 | 0.23%/年 | |
取引単位 | 1株 | 直近1年 配金利回り | 約5.8% | |
投資先 | 米国株 |
PFFD は1株から取引出来て、信託報酬は年0.23%と若干高めではありますが、配当・分配金の配当利回りは5%以上の高配当で1月を除く毎月行われ、12月は2回の年間12回配当・分配金が受け取れます。

値上がり益より配当金を安定してほしい人にはおすすめできる米国ETFとなります。
PFFD(グローバルX 米国優先証券 ETF)の配当実績
年 | 年間合計 | 月平均 |
---|---|---|
2022年 | $0.9356 | 約$0.7590(8月まで) |
2021年 | $1.7555 | 約$1.3123 |
2020年 | $1.8457 | 約$1.3350 |
2019年 | $1.9976 | 約$1.3711 |
2018年 | $2.1622 | 約$1.3994 |
配当金は大体1株当たり年間で$1.3123~$1.3994くらいとなっています。投資1万円当たりで3.3株となり年間$4.3305~$4.6180(日本円で575円~614円)くらいとなります。(1ドル=133円換算)

投資1万円当たりで年間で$4.3305~$4.6180(日本円で575円~614円)の配当金が得られます。それが継続的に支払われていることが魅力の一つでもあります。(1ドル=133円換算)
PFFD(グローバルX 米国優先証券 ETF)の保有銘柄
銘柄 | 保有率 |
---|---|
WELLS FARGO & CO PFD | 約3.5% |
BANK OF AMERICA CORP | 約2.7% |
CITIGROUP CAPITAL XIII | 約1.7% |
DANAHER CORP PFD | 約1.6% |
NEXTERA ENERGY INC | 約1.4% |
PFFD に組み込まれている銘柄としては264銘柄に分散投資されていますが、金融系の銘柄が60%近くとなっています。
リーマンショックの様な金融危機や金利が上昇する場面になると株価は下がっていきます。
60%を金融セクターが占めているので、リーマンショックの様な金融危機や金利が上昇する様な場合に株価は下がっていきます。

2022年8月時点では米国での金利の引き上げが引き続き行われているため、買い時を見極める必要があります。
まとめ

- 不労所得の配当金に興味のある人
- 株価の上下で疲れる人
- 安定的な配当金が毎月欲しい人

やはり米国の高配当ETFは魅力的です。私が興味を持ってから円安のため躊躇していましたが、値が下がっているこの時期だからこそチャレンジしてみようと思います。
人気の米国高配当ETFであるSPYDの詳細はこちらのページになります▼
他におすすめする米国高配当ETFはこちらを参照してください▼
投資はリスクを伴う行為であり、リスクを十分に理解して自分の判断で決めましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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