投資初心者が始める日本高配当株の個別株投資【単元未満株/S株/ワン株/いちかぶ】

S株(単元未満株)

投資初心者の中に「個別株投資を始めるには、まとまったお金が必要」と思っている人も多いだろうと思います。実は個別株投資は「数百円」からでも始められます。このページでは投資初心者の私が始めた単元未満株での日本高配当個別株投資について、始め方や証券会社や銘柄選びのポイントを解説します。

私個人が調べた内容や個人の感想のため正確性に欠ける可能性があります。投資を始める際には当サイトの内容をうのみにせず、ご自身で調べ直すようにお願いします。

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投資初心者が始める日本高配当株の個別株投資【単元未満株/S株/ワン株/いちかぶ】

日本高配当株の個別株投資と単元未満株の基本知識やメリット/デメリットと日本高配当株の探し方ポイントを初心者の方にもわかりやすく解説します。

単元未満株で日本高配当個別株投資を始めるための証券会社や銘柄選びのポイントを解説
  • 単元未満株で少額から個別株投資ができる
  • 単元未満株のメリット/デメリット
  • 単元未満株の取引ができる証券会社を選ぶ
  • 日本高配当株の目安は配当利回り4%以上を選ぶ

単元未満株について知ろう

単元未満株とは
  • 最低売買単位の株数に満たない株式のこと
    つまり1株単位で個別株投資ができる!

単元未満株とは

株式の売買を行う証券取引所では売買単位を100株単位(単元)に統一しています

例えば「株価=1000円、1単元=100株」の株を買おうとすると、1000円×100株=10万円のお金が必要になり、分散投資するために複数の銘柄をと考えると、数十万円ものお金が必要になってきます。

個別株投資を始めるには、どうしてもまとまったお金が必要となってしまうため、証券会社が単元に満たない株数での投資が行えるよう、単元未満で株式を購入できるサービスを提供しています。

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単元未満株のメリット/デメリット

単元未満株のメリット

単元未満株のメリット
  • 少額で投資ができる
  • 分散投資をしやすい
  • 配当金がもらえる

少額で投資ができる

通常の個別株投資に比べ少ないお金で投資を始めることが出来ます

単元未満株は、100株単位(単元)の100分の1から投資ができて、1つの銘柄に対しての資金が少なくて済みます。

個別株投資を始めるハードルが低くなるのと合わせて、100株単位(単元)では株価の高い銘柄に投資するのが難しい場合でも、投資の対象として検討できるようになります。

分散投資をしやすい

投資を行うにあたり分散投資は必要なリスク管理になります。個別株投資で必要な分散は「業種(セクター)」と「時間」の分散になります。

1つの銘柄に対しての資金が少なくて済むことで、複数の業種(セクター)に分散して投資することが出来ます

また、単元未満株を利用して少しずつ買い続ければ、時間の分散が行え、株価変動の影響を小さくできます。

配当金がもらえる

通常の個別株投資と同じように、単元未満株でも保有株数に応じて配当金を受け取れます

ただ、株主優待については、多くの場合で単元以上の条件が多く株主優待は受け取れないことが多いですが、一部の銘柄では単元未満株でも株主優待を受け取れるものもあります。

単元未満株のデメリット

単元未満株のデメリット
  • 手数料が割高になりやすい
  • 注文方法やタイミングに制限がある
  • 株主優待がもらえない ※一部ではあり

手数料が割高になりやすい

通常の個別株投資と比べると手数料が割高になりやすい傾向にあります。

証券会社によって異なりますが単元未満株の手数料は、約定代金に一定の割合を上乗せした金額での売買で支払うもの、購入時の手数料は無料で売却時に約定代金に一定の割合の手数料を支払うもの、月間取引金額での月額などがあります。

相場は50円~100円程度となりますが、単元での取引手数料が100円や200円程度であることを考えると、取引金額に対してかなり割高となります。

自分がどういった取引を行うかによって、手数料を低く抑えられる証券会社で始めることが必要です。

私の場合は高配当株を保有し続けて配当金を得ることが目的で、基本的には売ることを想定しないため、「購入時の手数料は無料で売却時に約定代金に一定の割合の手数料を支払う」の証券会社を選んでいます。

注文方法やタイミングに制限がある

単元未満株では、リアルタイムの取引が出来ない場合が多いです。

証券会社によって異なりますが、約定(売買が成立すること)するタイミングが1日で1回~3回あり、注文した株式は約定するタイミング(成行注文)の株価で決まり、狙った金額(指値注文)での購入は出来ません

想定していた株価から大きく外れた金額での約定となる可能性もあります。

単元未満株での取引はデイトレードのような短期での取引には向いていないやり方で、高配当株を保有し続けて配当金を得ることを目的とする場合におすすめです。

株主優待がもらえない

単元未満株では基本的に株主優待を受け取れないと思っておく必要があります。

株主優待については、多くの場合で単元以上の条件が多く株主優待は受け取れないことが多いですが、一部の銘柄では単元未満株でも株主優待を受け取れるものもあります

株主優待の詳細については、各会社のホームページなどで確認してみましょう。

私は配当金が目的のため、株主優待についてはあまり確認をしていません。個別株には株主優待が魅力的なものもあるので、一度に単元を購入するのが難しければ単元を目指してコツコツ買い足していくのもよいでしょう。

もちろん単元未満株でコツコツ買い足したものが、単元(100株)を超えれば単元株を保有として見られます。

S株/ワン株/いちかぶ などの違いは?

証券会社によって単元未満株を購入できるサービスの名称が違います。

単元未満株を購入できるサービス名は、SBI証券やネオモバリル証券では「S株」、マネックス証券では「ワン株」、LINE証券では「いちかぶ」といった名称になっています。

基本的には1株から個別株を購入できるサービスに違いはないですが、手数料、取引の制約、取り扱っている銘柄に違いがあります。

自分がやりたい(やろうとしている)取引に合わせて、証券会社を選ぶことで手数料や取引タイミングを確認しておきましょう。

単元未満株の取り引きができる証券会社

おすすめ証券会社
  • SBI証券:S株
  • マネックス証券:ワン株
  • ネオモバイル証券:S株
  • LINE証券:いちかぶ

SBI証券:S株

SBI証券 ポイント
  • 東証の上場全銘柄で取引可能
  • S株の買付手数料は無料 ※売却時は約定代金の0.55%(最低手数料55円)
  • 指値での注文は不可、約定は1日3回(前場始値、後場始値、後場終値)

SBI証券では、単元未満株を購入できる「S株」というサービスがあります。

S株では東証に上場している全銘柄で取引が可能で買付手数料は無料、購入した株を売却する場合は約定代金の0.55%(最低手数料55円)になっています。

約定するタイミングが1日に3回(前場始値、後場始値、後場終値)あり、狙った金額から大きく外れるといった可能性が低くなります

SBI証券は海外株式、NISA口、iDeCoなど単元未満株以外の商品やサービスも充実しているため、SBI証券の証券口座があれば事足りる証券会社です。

投資に興味があり、これから始めて見ようと考えている人、高配当株を保有し続けて配当金を得ることを目的として売却を考えていない人におすすめです。

公式サイトへはこちら>>> No.1ネット証券ではじめよう!株デビューするならSBI証券

マネックス証券:ワン株

マネックス証券 ポイント
  • 東証の上場全銘柄で取引可能
  • S株の買付手数料は無料 ※売却時は約定代金の0.55%(最低手数料52円)
  • 指値での注文は不可、約定は1日1回(後場始値)

マネックス証券では、単元未満株を購入できる「ワン株」というサービスがあります。

ワン株では東証に上場している全銘柄で取引が可能で買付手数料は無料、購入した株を売却する場合は約定代金の0.55%(最低手数料52円)になっています

約定するタイミングが1日に1回(後場始値)しかないですが、売却も考えている場合は最低手数料が52円と低く低コストで運用できます。

マネックス証券は海外株式、NISA口、iDeCoなど単元未満株以外の商品やサービスも充実しているため、マネックス証券の証券口座があれば事足りる証券会社です。

投資に興味があり、これから始めて見ようと考えている人、個別株投資を単元未満株で中長期的に運用を考えている人におすすめです。

公式サイトへはこちら>>>マネックス証券

ネオモバイル証券:S株

ネオモバイル証券 ポイント
  • 東証の上場全銘柄で取引可能
  • 売買手数料は月額220円 ※月間取引50万円まで
  • 指値での注文は不可、約定は1日2回(前場始値、後場始値)

ネオモバイル証券では、単元未満株を購入できる「S株」というサービスがあります。

S株では東証に上場している全銘柄で取引が可能で、手数料は月額制で月間の取引金額が50万円までは月額220円になっています。

また、ネオモバイル証券では毎月Tポイントが付与されるため手数料は月額実質18円となっています。

約定するタイミングが1日に2回(前場始値、後場始値)あり、狙った金額から大きく外れるといった可能性が低くなります。

ネオモバイル証券は月額制の手数料となるため、取引を行わなくても手数料が取られてしまいますが、「一時停止手続き」を行えば、手続きを行った月の翌月より一時停止となり、 解除されるまでの間は手数料の支払いが不要になります。

スマホで手軽にできる単元未満株から始めて見ようと考えている人におすすめです。

公式サイトへはこちら>>>SBIネオモバイル証券

LINE証券:いちかぶ

キャンペーン
LINE証券 ポイント
  • 東証の1500銘柄以上で取引可能
  • 日中取引は0.35%の手数料分(スプレッド)が乗った取引価格で売買
  • 指値での注文は不可、約定はリアルタイム

LINE証券では、単元未満株を購入できる「いちかぶ」というサービスがあります。

いちかぶでは東証に上場している1500銘柄以上で取引が可能です。全銘柄ではありませんが、初心者にとっては十分な銘柄数です。

手数料は日中の取引で0.35%の手数料分(スプレッド)が株価に上乗せされた取引価格での売買になります

指値での注文は出来ないものの、リアルタイム注文することが出来るため、約定時に想定と大きく違ったといったことはなくなります。

LINE証券では手数料といった名目はなく取引価格に含まれているため、単純に表示された取引価格での売買となるため解りやすいです。

スマホで手軽にできる単元未満株から始めて見ようと考えている人におすすめです。

公式サイトへはこちら>>>LINE証券

今回紹介した4つの証券会社でも各社で特徴があります。自分の目的に合った証券会社を選んで余計なコストを押さえましょう。

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日本高配当株の銘柄選びポイント

日本高配当株の銘柄選びポイント
  • 高配当株の目安は配当利回り3.5%~6%
  • 連続増配や減配の実績、配当性向などを確認
  • 割安株を探すポイント(PER、PBR、ROE)

配当利回りの目安は?

配当とは企業が株主に対して利益の一部を還元するものです。

そのため、利益が増加すれば増配といって配当が増えたり、通常の配当に加えてボーナスのような特別配当が出ることもあります

一方では利益が減れば減配や無配といった配当が減る、もしくは配当がなくなることもあります。

一般的に高配当と呼ばれる株式は配当利回りが4%以上を基準とされています。

私としては配当利回りが4%以上のものだけではなく、将来的に株主への還元傾向が強い企業については配当利回りが3.5%前後でも購入して良いと考えています。

配当利回りの計算

1株当たりの年間配当金を現在の株価で割って求た値を「配当利回り」

たとえば、現在株価が5,000円で年間の配当金が50円の場合の配当利回りは1%(50円÷5,000円)となります。

配当実績を確認しよう

配当利回りだけが良い個別株を購入すればよいというわけではありません。

配当利回りが6%よりかなり高い場合には、なにか特別な理由があるのではないかと確認する必要があります。

一時的な特別配当では意味がなく、安定して通常の配当が増えてくれることが優良な高配当株になります。

特別配当で一時的な高配当となっていないか、安定して右肩上がりに増配している、過去に減配や無配をどの程度行っているかなどを確認する必要があります。

また、配当利回りだけでなく「配当性向」についても合わせて確認すると良いでしょう。

株主還元の積極性をはかる指標の1つで、目安として30~50%の企業であれば利益が下がった場合でも配当に回せる余力があるということになります。

配当性向とは

株主還元の積極性をはかる指標の1つで、1株当たりの当期純利益に対する1株当たりの配当額の割合で計算されています。

割安株を探すポイント

高配当株を探す際のポイントとしては「配当利回り」「PER」「PBR」「ROE」をポイントとして確認することをおすすめします。

配当利回りは先ほどの通り、「配当利回り」「過去実績」「配当性向」をポイントに高配当として期待できる個別株を探します。

次にその株価が安いのか高いのかが気になると思います。そこで割安株を探すポイントととして「PER」「PBR」「ROE」を確認します。

PER(株価収益倍率)

現在の株価が、企業の利益と比べて割高か割安かを判断するのに使われる指標です。 

目安は15倍ですが、企業の業種によって基準が異なるため同じ業種内での比較が重要です。 株価が割安か割高か判断する一つの指標になります。

一般的にPERの数字が大きいほどその株は割高、小さいほど割安と判断されます。

PBR(株価純資産倍率)

企業の資産に対して株価が適当な水準であるのかを判断するのに使われる指標です

目安は1倍で、この値が1倍のときに株価と1株当たりの純資産が一致していることを表します。

単純にPBRが高い=割高と決めつけられるものではなく、同じ業種内での比較が重要です。

ROE(自己資本利益率)

企業がどれぐらい効率良くお金を稼いでいるかを示す指標です

目安は10%で、10%を超えていると投資の価値があると判断ができます。ただし、5〜10%程度でも投資する価値が無いわけではなく、あくまで投資の目安としての判断材料になります。

投資初心者にとっては専門的な用語が並びましたが、これらの指標は多くの証券会社で銘柄検索の条件として設定が行えるものです。

楽天証券では「スーパースクリーナー」、SBI証券では「スクリーニング」の銘柄検索の条件として設定が出来てその条件を保存して再度利用することが出来ます。

個別株投資が投資初心者でも始められるをテーマにして解説したページはこちらになります▼

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まとめ

まとめ
本日のまとめ
  • 少額から単元未満株で分散投資
  • 自分のスタイルに合った証券会社を選ぶことが重要
  • 投資初心者でも優良な高配当株を探せる

単元未満株は初心者が少額から投資できるよいサービスです。もちろんメリット/デメリットはありますが、デメリットについては理解することで十分リスクを減らすことが出来ます。

投資初心者でも高配当の個別株投資は出来ます。少しづつでも配当金を増やしていくことで、入金力のアップや生活にゆとりが出せます。

今の時代ではSNSなどを活用して優良な高配当の個別株の情報を得ることもできますでの色々と条件を変えて探してみましょう。

投資はリスクを伴う行為であり、リスクを十分に理解して自分の判断で決めましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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