日本高配当ETFどれを選ぶ?おすすめ銘柄の配当金や利回りを比較【2022年版】

高配当投資

このページでは2022年の状況で日本高配当ETFのおすすめ銘柄の配当金や利回りを比較します。また、私が保有する「日本高配当ETF」の実績とおすすめ銘柄を合わせて解説していきます。
保有日本高配当ETF:MAXIS高配当70MN (1499)、ISMSCI高配当ETF (1478)、Iシェアーズ・コアJリート (1476)

私個人が調べた内容や個人の感想のため正確性に欠ける可能性があります。投資を始める際には当サイトの内容をうのみにせず、ご自身で調べ直すようにお願いします。

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日本高配当ETFどれを選ぶ?おすすめ銘柄の配当金や利回りを徹底比較

2022年は日本高配当ETFもおすすめ

2022年は急激な円安により人気の米国高配当ETFに手が出しずらい状況で、そんな中で日本の株式市場の高配当ETFは堅調な状況にあり保有銘柄に加えるのもあり!

日本高配当ETFに対してマイナスのイメージを持たれている方は多いかと思います。

そんな中で買わない人の意見や、私が買った理由などを合わせて日本高配当ETFのおすすめ銘柄を徹底比較します。

日本高配当ETFを比較
  • 日本高配当ETFはなぜ魅力がないといわれるのか
  • 日本高配当ETFを買う理由は何?
  • 日本高配当ETFおすすめ銘柄の配当金や利回り
    • MAXIS高配当70MN (1499)
    • ISMSCI高配当ETF(1478)
    • Iシェアーズ・コアJリート (1476)
    • NF日経高配当50 (1489)

私が高配当株に興味を持った詳細についてはこちらになります▼

ETFについて知ろう

ETFとは

ETFとは、Exchange Tranded Fundsの略で「上場投資信託」という意味です。つまり高配当ETFは配当をたくさん出す企業の株式で構成された上場投資信託のことです。

基本的には、日本高配当ETFは日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)、東証REIT指数等の指数に連動するように運用されているインデックス投資の投資信託ですが、証券会社で証券口座を開設することで株式同様手軽に売買できます。

ETFの仕組み

ETFは一般的な投資信託と同様に、対象となるインデックス指数と似たような銘柄で構成されているため、ETFも投資信託同様に1銘柄に投資するだけで分散投資がされていることになります。

ETFと投資信託の違いは、上場か非上場かが大きな違いになります。

上場しているETFは、株式と同様、リアルタイムで相場の値動きが行われ、リアルタイムに売買が可能です。投資信託は1日に1回の取引で1万口あたりの基準価額に対して1口=1円での取引となります。

一般的にETFが連動を目指す指数は複数の銘柄で構成されているため、ETFの投資対象も複数の銘柄になります。よってETFは、投資信託同様、1銘柄に投資するだけで分散投資が可能となります。また、ETFは取引所に上場しているので、株式のようにリアルタイムで取引することができます。

投資初心者にとってはメリットも大きい?

ETFは投資初心者にとって大変な「分散投資」「分析」「投資資金」に対して「少額でも分散投資」「専門的な指標を分析する必要がない」「少額から投資ができる」などメリットは十分にあります。

そのメリットの裏返しとして「信託報酬(経費率)」「分配金の再投資なし」というデメリットもあります。

ETFを選ぶポイントとしては「流動性」「信託報酬(経費率)」「分配金」に注目して選ぶことが大切です。

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日本高配当ETFを買わない理由

日本高配当ETFを買わない理由
  • 日本高配当ETFより米国高配当ETF
  • 分散が景気敏感な業種が多い
  • 長期投資に向かない銘柄が含まれる
  • 信託報酬が高い

日本高配当ETFより米国高配当ETF

米国高配当ETFは有名なものも多く人気があります。人気の理由として米国経済の方が日本経済よりも成長が見込める点と、日本高配当ETFよりも配当利回りが良く、信託報酬が安いことがあると思います。

経済成長の観点から見ると、米国経済は数年ごとに大きな下落はあるものの20年、30年などの長期間で見ると基本的には右肩上がりになっています。

日本の経済はバブル崩壊以降で3万円台に戻るのに、約30年間も低迷を続けて回復したと思ったらコロナショックにより急落とほぼ横ばいのような状態が続いています。

そんな状況では「日本高配当ETFより米国高配当ETF」となってしまうのも当たり前です。

分散が景気敏感な業種が多い

日本高配当ETFに組み込まれている構成銘柄の業種が景気に敏感な業種(卸売業・銀行業・輸送用機器)が多いことにあります。

景気に敏感な業種が多いことで、企業の業績や配当金が安定しないため、安定的な配当行われないことや最悪の減配といった形で、長期的に安定した配当・分配金の収入を続けることが考えられます。

高配当投資としては長期的に考えて安定した配当・分配金を得ることが一番重要だと言えます。

長期投資に向かない銘柄が含まれる

配当利回りが高い銘柄であればどんな銘柄に投資してもいいということにはなりません。

赤字が続く企業の高配当株、コーポレートガバナンス(企業統治)に大きな問題がある企業の高配当株、配当利回りは高いが今後の株価上昇が厳しそうな企業の高配当株などのハイリスクな高配当株が含まれていることもあります。

個別の企業名は避けますが、大きな脱税騒ぎや不健全な企業体質が明るみになったりと問題があった企業などのハイリスクな企業の株が含まれます。

信託報酬が高い

ETFを管理・運用してもらうための経費として、ETFを保有している間はずっと支払い続ける費用のことです。これは別途支払うのではなく、年率の値が日割りされて基準価額の計算時に費用として信託財産から差し引かれます

高配当株ETFのように配当・分配金を得ていくETFであれば、前提として長期投資となり信託報酬を安く低コストのものを選ぶ必要があります。

日本の高配当ETFでは信託報酬が約0.2~約0.6程度の商品が多い印象です。

自分で個別株を購入して高配当ETFと同じような構成を作れればコストは一切かからないため、配当利回りが信託報酬率分上がることになります。

日本高配当ETFのマイナスイメージとしてはここに挙げた内容が多いのかなと感じています。

日本高配当ETFを買う理由

日本高配当ETFを買う理由
  • 2022年は円安のため米国高配当ETFは為替リスクが大きい
  • 2012年の回復が見え始めている
  • 投資初心者なら信託報酬を払ってもETFのメリットが大きい
  • 楽天証券なら国内ETFは売買手数料が無料もあり

私が購入した日本高配当ETFについての詳細はこちらになります▼

2022年は為替リスクが大きい

2022年3月以降、外国為替市場では円安・ドル高が急激に進んでいます。投資の考え方として「投資」と「為替」は”切り離して考えるべき”とよく聞きます。

投資に回せるお金の入金力が大きい人にとっては将来得られる利益(値上がりや配当)を早くから享受できるため言葉の通りです。

しかし、投資初心者で少額からと考えている人にとっては、為替の差は十分大きなものになると思います。そのため為替リスクによる損失を考えなくてよい日本に対して投資を行う方が2022年3月以降では良いのだと考えています。

コロナショックからの回復

TradingView提供のチャート

2012年後半ぐらいから日経平均ではチョキ間で見ると右肩上がりの傾向になります。

また、日本高配当ETFの中にはインフレ加速、ウクライナ危機、米国景気後退懸念などがありながらも日経平均を上回るようなパフォーマンスを出しているものもあります。

日本経済の成長が見込めないと思われがちですが米国ほどではないものの成長はしています。その中で初心者が成長している企業を見つけることは難しく、投資信託やETFでプロの運用に任せてETFの価格や配当・分配金を享受する方が良いと思っています。

投資初心者ならETFのメリットが大きい

ETFの解説でも取り上げましたが、投資初心者にとって大変な「分散投資」「分析」「投資資金」に対して「少額でも分散投資」「専門的な指標を分析する必要がない」「少額から投資ができる」などが投資初心者にとっての大きなメリットです。

デメリットとしては運用するのに「信託報酬(経費率)」のコストが掛かること、受け取った「配当・分配金」は自動で再投資されないため、追加投資の資金とするのであれば自分で追加購入をする必要があることです。

「信託報酬(経費率)」のコストについては、なるべく低くて配当利回りの良いものを選ぶ必要があります。

信託報酬が高かったとしても十分なパフォーマンスが出ている商品であれば購入しても問題はないと思います。ただし、投資初心者にとって選ぶ行為は大変になるので、おすすめや誰かが実際に購入した商品の実績を見ることでどのくらいの利益や損失が出ているのかを見ればそこまで難しい選択ではないです。

「配当・分配金」の再投資については、今保有している商品を追加で購入するか、始めて購入した時と同じように商品を選んで投資する手間が増えるだけです。

国内ETFは売買手数料が無料もあり

楽天証券やSBI証券など証券会社によって、日本高配当ETFの売買手数料が無料になっている証券会社があります

そういった日本高配当ETFを選んで初期コストや売却時にかかるコストを抑えていくことも大切です。

私が利用している証券会社である楽天証券では保有する「MAXIS高配当70MN (1499)」「ISMSCI高配当ETF(1478)」「Iシェアーズ・コアJリート (1476)」は売買手数料が無料になっています。

また、おすすめに挙げている「NF日経高配当50 (1489)」についても楽天証券では売買手数料が無料になっています。

投資のスタイル別に証券会社の詳細を解説しているページはこちらになります▼

円安が続いている2022年では為替リスクが高くなっている米国高配当ETFに変わって、日本高配当ETFを検討するのもありだと考えています。円安が落ち着き米国高配当ETFが買いやすいときが来れば米国高配当ETFに乗り換えるためにも手売買手数料が無料のETFを選んでおくと乗り換えやすいです。

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日本高配当ETFおすすめ銘柄の配当金や利回り

日本高配当ETFおすすめ銘柄の比較

おすすめ銘柄ティッカー直近1年の
配当利回り
信託報酬率年間配当
回数
MAXIS高配当70MN14893.03%0.44%/年4回
ISMSCI高配当ETF14783.17%0.190%/年2回
Iシェアーズ・コアJリート14763.31%0.165%/年4回
NF日経高配当50 1489約4.5%0.308%/年4回
ゼロヨン投資ブログ調べ2022/7/31時点

私が購入した日本高配当ETF

  • MAXIS高配当70MN (1499)
  • ISMSCI高配当ETF(1478)
  • Iシェアーズ・コアJリート (1476)

私が購入した日本高配当ETF以外のおすすめ

  • NF日経高配当50 (1489)

MAXIS高配当70MN (1499)

MAXIS高配当70MN おすすめポイント(20222年版)
  • 2021年ごろから上昇傾向
  • 1万円以下で手が届く評価額
  • 楽天証券、SBI証券なら買付手数料は0円

MAXIS日本株高配当70マーケットニュートラル上場投信(1499)は野村日本株高配当70マーケットニュートラル指数に連動する投資成果をめざして運用を行うとともに、株価指数先物取引の売建てと同様の変動率となるよう、株価指数先物取引および株価指数オプション取引を行い野村日本株高配当70マーケットニュートラル指数との連動を目指すETFです。

MAXIS高配当70MN (1499) 2022年7月時点の実績   
年初来高値(2022年)  9,718円
年初来安値(2022年) 8,100円
保有数 2株
1株当たり損益 113円
(トータル:226円)
配当実績(2022年)
年4回(1月、4月、7月、10月)
 1月 25円
 4月 118円
 7月 31円  
直近1年の配当利回り 3.03%
ゼロヨン投資ブログ調べ2022/7/31時点

MAXIS高配当70MN (1499)についての詳細はこちらになります▼

ISMSCI高配当ETF(1478)

IMSCI高配当ETF はMSCIジャパン高配当利回りインデックスへの連動を目指すETFで、指標となるMSCIジャパン高配当利回りインデックスは配当利回りが高く配当の継続性や企業の財務体質にも着目して算出される指数です。

ISMSCI高配当ETF(1478) 2022年7月時点の実績   
年初来高値(2022年)  2,462円
年初来安値(2022年) 2,126円
保有数 5株
1株当たり損益 114円
(トータル:570円)
配当実績(2022年)
年2回(2月、8月)
 2月 27円
 8月 49円 
直近1年の配当利回り 3.17%
ゼロヨン投資ブログ調べ2022/7/31時点

ISMSCI高配当ETF(1478)についての詳細はこちらになります▼

Iシェアーズ・コアJリート (1476)

Iシェアーズ・コアJリート (1476)はJリート(不動産投資信託)の全銘柄を対象とした時価総額加重型の指数である「東証REIT指数」への連動を目指す運用を行い、東証に上場するリートに対して分散投資をしているETFです。

Iシェアーズ・コアJリート (1476) 2022年7月時点の実績   
年初来高値(2022年)  2,195円
年初来安値(2022年) 1,846円
保有数 5株
1株当たり損益 28円
(トータル:140円)
配当実績(2022年)
年4回(2月、5月、8月、11月)
 2月 16円
 5月 19円 
 8月 16円 
直近1年の配当利回り 3.31%
ゼロヨン投資ブログ調べ2022/7/31時点

Iシェアーズ・コアJリート (1476)についての詳細はこちらになります▼

NF日経高配当50 (1489)

NF日経高配当50ETF は日経平均⾼配当株50 指数を対象株価指数として連動する投資成果を目指すETFです。投資対象は⾦融商品取引所に上場されている株式のうち、対象株価指数に採⽤されている銘柄の株式および対象株価指数に採用が決定された銘柄の株式を投資対象としています。

NF日経高配当50 (1489) 2022年7月時点の実績   
年初来高値(2022年)  42,100円
年初来安値(2022年) 36,980円
保有数 -株
1株当たり損益 -円
(トータル:-円)
配当実績(2022年)
年4回(1月、4月、7月、10月)
 1月 107円
 4月 918円
 7月 177円  
直近1年の配当利回り 4.45%
ゼロヨン投資ブログ調べ2022/7/31時点

NF日経高配当50 (1489)についての詳細はこちらになります▼

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最後に

日本高配当ETFについては円安が続いている2022年には適した商品です。

円安が落ち着き米国高配当ETFが買いやすい状況になれば、米国高配当ETFに乗り換える手段もありではないかと考えています。

日本に限らずETFへ投資をしてみようと考えている方に向けて、投資の始め方や始めるまでのおすすめステップについて合わせてみてください。

投資の始め方を完全解説!初心者が何から始めたらいいかの詳細はこちらになります▼

投資を始めるまでのおすすめステップを解説!詳細はこちらになります▼

投資はリスクを伴う行為であり、リスクを十分に理解して自分の判断で決めましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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