つみたてNISAで少額から始める投資【初心者でも失敗しないコツ】

つみたてNISA

つみたてNISAは少額から投資できて誰でも始めやすい非課税制度です。特性を理解しないで始めると失敗することもあります。知っておくべきことはすごく簡単なことです。失敗をしないための4つのコツとインデックス投資の魅力についても合わせて解説します。

私個人が調べた内容や個人の感想のため正確性に欠ける可能性があります。投資を始める際には当サイトの内容をうのみにせず、ご自身で調べ直すようにお願いします。

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つみたてNISAで少額から始める投資【初心者でも損しないコツ】

失敗しないためのコツ
  1. すぐにお金が増える投資方法ではない
  2. 毎日チャートや評価額のチェックをする必要はない
  3. 商品を頻繁に変更する必要はない
  4. つみたてNISAをやめない

つみたてNISA の非課税保有期間は最長20年間、年間の利用上限枠は40万円までで最大年間800万円となっています。その間に値上がった運用益を非課税にできるお得な制度です。しかし投資となるため、お金が増える可能性がある一方で減る可能性もあります。

つみたてNISA に限らず投資では全てのお金を投資に回すのではなく、貯蓄が十分に貯まるまでは並行して行うのが良いと思います。十分な貯蓄額とは6カ月~1年分の生活費くらいが目安と言われています。無理のない範囲(数百円~数千円)で少額から つみたてNISA をスタートして、貯蓄がある程度できてきたら投資金額を増やしていくのが良いでしょう。

誰でも始めやすい投資として少額からできる つみたてNISA ですが、上に挙げた失敗しないためのコツを知っていないと、損をしてしまったり、やらなければよかったと後悔することになる可能性があります。つみたてNISAの特性を理解して将来のための資産形成を健全に進めていきましょう。

始めての投資として「つみたてNISA」をおすすめする理由とメリットとデメリットについてはこちらの記事を参考にしてください。

初心者がつみたてNISAで失敗しないコツを4つ

失敗しないためのコツ① すぐにお金が増える投資方法ではない 

つみたてNISA で選択できるのは金融庁が示しす条件を満たした投資信託のみになります。そしてその多くが「インデックス投資」と呼ばれてる、ある株価指数と同じ値動きを目指した運用をする投資信託になっています。

インデックス投資は特定の指標と同じ値動きを目指すため、対象の指標を構成する銘柄と同じような構成や比率になります。そのためバランス良く市場全体に分散投資ができることになります。

逆に考えると個別株(企業株)やFX(外国為替証拠金取引)の値動きの中で売買して利益を得るような投資方法ではないということになります。

そのため、つみたてNISA の前提としては、毎月定額をコツコツと投資して将来のために資産を形成することを目的として利用する制度になります。

積立のメリットとしてタイミングを迷わないことや、「ドル・コスト平均法」で高い時も安い時も買い続けられ購入時期のリスクを分散できます。購入のタイミングを判断する必要もなく、人気のある投資信託に無理のない金額でスタートできるため、資金の余裕や投資の経験がない人の資産形成に最適の仕組みだと思います。

「いますぐ儲けたい」「売買を繰り返して儲けよう」などの考えで特徴を理解せずに「非課税になるから利用しよう」とすると、「やりたかったことと違う」や「全然お金が増えない」などと思ってしまい無駄にしてしまうことになります。

つみたてNISAは毎月定額をコツコツと長期投資で将来に向けた資産形成を目指すものと理解できれば問題ないでしょう。

ドル・コスト平均法とは

価格が変動する金融商品を定額で継続的に購入する方法。投資の時期を分散することで、高い価格のときには購入数が減り、低い価格のときは購入数が増えるため、1口当たりの価格が平準化される。

失敗しないためのコツ② 毎日チャートや評価額のチェックをする必要はない

つみたてNISAの前提として毎月定額をコツコツと投資して将来のために資産を形成することを目的として利用する制度であると解説してきました。大切なお金を元本が減る可能性のある投資を行っているので毎日上がっているか下がっていないかが気になるところだと思います。

10年以上の保有を前提としているのであれば、投資信託は個別株(企業株)に比べれば値動きは小さくなるので、多くても月に1回程度で確認しておけば問題ないです。値下がりした際に不安になりすぎてしまう人は、放ったらかしでもよいと割り切ることも大切です。

インデックス投資では米国の代表的な株価指数であるS&P500を例にすると、1950〜2020年の米国株価指数のS&P500に投資した場合、期間が1年では約−38% 〜 約+45%とリターンの幅が大きくなっていますが、期間が15年では年平均のリターンが約+1% 〜 +約15%とリスクが小さくなっていくデータもあります。

また、今の株価は2008年のリーマンショックのような100年に一度と言われる大暴落が起きる前の株価と比べると2倍以上に上がっています。今思うとリーマンショックでの最適解は「何もしないで定期的に購入を継続」だったようです。

これからの未来についての確証はありませんが、特に米国の経済は大暴落と言われることを繰り返しながらも右肩上がりに経済が成長してきています。

つみたてNISAでは毎日株価のチャートや金額を確認する必要はなく、確認したとしても上がった下がったで一喜一憂する必要がないことを理解できれば問題ないでしょう。

一番は投資したことを忘れてしまうことかもしれないです。

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失敗しないためのコツ③ 商品を頻繁に変更する必要はない

つみたてNISA で積み立てる投資信託の変更はすごく簡単に行えます。積立設定で次回積み立て予定を解除して、新たに別の投資信託を設定するだけです。

簡単に変更ができるからと「こっちの投資信託の方が最近値上がりしている」や「新しい投資信託が出来たから買ってみよう」などで運用する投資信託を頻繁に変更すると、先ほど解説した「ドル・コスト平均法」でせっかく投資の時期を分散して1口当たりの価格を平準化しているのにその恩恵が受けれなくなってしまいます。

途中で変更する必要がない様に つみたてNISA で積み立てる投資信託については「低コスト」で「純総資産額(運用規模)」が大きく「分散投資」された安定した運用をしている投資信託を選ぶことが重要です。投資初心者であれば「コレ!」といった つみたてNISA でのおすすめがある程度決まっているのでその中から選べば途中から変更する可能性が少なくなっていくと思います。

投資初心者が つみたてNISA でおすすめの投資信託としては「eMAXIS Slim シリーズ」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド」が人気でよく利用されている投資信託だと思います。

「eMAXIS Slim シリーズ」は”業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンド”とあるくらいに運用コストが低いことが特徴になります。

「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は米国株式市場の約4,000銘柄に広く分散して投資されていて安定した運用が特徴になります。こちらは楽天証券でのみ購入が可能な商品になっています。

「SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド」は米国の代表的な株価指数であるS&P500指数に連動する投資成果を目指す運用が特徴になります。SBI証券でのみ購入が可能な商品になっています。

つみたてNISAでは米国を対象とした商品に対して、無理のない金額で定期的に購入を継続することが資産形成を行う上で大切です。

失敗しないためのコツ④ つみたてNISAをやめない

つみたてNISA は毎月定額をコツコツと長期投資で将来に向けた資産形成を目指すものです。出来る限り長期で運用を継続すれば複利効果で効率的に資産が増える可能性が高くなります

それでも積立を始めた途端にチャートや評価額を気にする人が多く、毎日チャートや評価額をチェックしてしまいがちです。チャートや評価額をチェックすること自体は大きな問題ではありませんが、毎日の価格変動に一喜一憂してしまうと、評価額が上がったら利益を確定しようとあっさり積み立てた商品を売ってしまったり評価額が下がったらメンタルが持たなくなってやめてしまったり、途中でやめてしまう人も少なくないようです。

長期で運用をしていれば価格の変動は当然起こるもので、正しい情報を得て投資に向き合うことが大切です。つみたてNISA は「ドル・コスト平均法」を用いて毎月定額で1口当たりの価格を平準化させる方法を活用しています。毎月定額を長期投資することで「ドル・コスト平均法」の有効性が発揮されるのです。

つみたてNISAは毎月定額をコツコツと長期投資で将来に向けた資産形成を目指すものと理解していれば失敗することは少なくなります。何らかの理由で積み立てが苦しくなったとしてもやめるのではなく数百円でも続けていくことが出来ればとても有効な制度だと私は思います。

記事を書いている2022年7月時点で私は40代です。つみたてNISAというか投資を始めたのが2022年4月です。やはり老後資金の準備のために つみたてNISA を始めました。もちろん早くから投資を始めることで複利の恩恵を受ける期間が長くなり有利ですが40~60代でも遅すぎることはないと思っています。不安に思い行動することが重要だと思います。

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まとめ

まとめ
本日のまとめ
  • つみたてNISAは長期的な投資が目的
  • 日々の値動きには意味がない
  • ドル・コスト平均法で平準化
  • 資産形成で重要なことは継続すること

20~30代の人は将来の結婚資金や住宅の購入資金などの大きな出費に備えて少しずつでもつみたてNISA で資産形成していくのが良いでしょう。

40代の人は老後に向けて老後資金の準備のために早くから つみたてNISA を始めることをおすすめします。

50代や60代になってからでも問題なく始めることができます。老後資金の準備は40代から始めておくことで余裕をもって取り組めますが、「人生100年時代」と言われている今では元気に動ける今のうちに老後資金としてつみたてNISA を始めて見てはいかがでしょうか。

記事を書いている2022年7月時点で私は40代です。つみたてNISAというか投資を始めたのが2022年4月です。やはり老後資金の準備のために つみたてNISA を始めました。もちろん早くから投資を始めることで複利の恩恵を受ける期間が長くなり有利ですが40~60代でも遅すぎることはないと思っています。不安に思い行動することが重要だと思います。

投資を始めて見ようと思った方始め方について知っておきたいと思った方は始め方のおすすめの5ステップにまとめた記事がありますので合わせてご覧ください。

投資の初心者に始め方を完全解説したページはこちらになります▼

投資はリスクを伴う行為であり、リスクを十分に理解して自分の判断で決めましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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