米国高配当ETFおすすめを考える【SPYDおすすめポイント5選】

高配当投資

投資初心者の私が購入を検討している米国高配当ETFの「SPYD」について、その魅力であるおすすめポイントについて少し深堀をして行こうと思います。SPYDがどのようなETFであるかや配当金の実績、構成される銘柄についても調べていこうと思います。

私個人が調べた内容や個人の感想のため正確性に欠ける可能性があります。投資を始める際には当サイトの内容をうのみにせず、ご自身で調べ直すようにお願いします。

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米国高配当ETF SPYDのおすすめポイント5選

SPYDおすすめポイント(20222年07月時点)
  • 信託報酬(経費率)が低い
  • 配当利回りが高い
  • 分配金が年4回ある
  • 米国ETFの中でも人気の高配当ETF
  • 買付手数料が0円の証券会社がある

SPYDおすすめポイント 信託報酬が低い

SPYDの信託報酬(経費率)は年間で0.07%と低く、低コストで運用ができることが人気の理由のひとつです。信託報酬が低いとどういったことに良いかというと、配当・分配金を目的として中長期で運用を考えた場合、信託報酬が大きくなるほど投資家にとっては実質的な利益が減るため、コストを抑えることが、運用の成果をより大きくすることにつながります。

信託報酬が高いファンドはダメなファンドとなるわけではなく、良し悪しは信託報酬だけで判断できるものではありません。信託報酬は、信託財産から基準価額の計算時に自動的に差し引かれるため、コストがかかっているという認識が薄れがちになりますので、選ぶポイントの一つとしてしっかり認識しておく必要があります。

信託報酬とは

ETFを管理・運用してもらうための経費として、ETFを保有している間はずっと支払い続ける費用のことです。これは別途支払うのではなく、年率の値が日割りされて基準価額の計算時に費用として信託財産から差し引かれます。

SPYDおすすめポイント 配当利回りが高い

ゼロヨン投資ブログ調べ

SPYDの直近1年の配当利回りは約3.6%となっていますが、過去の推移を見ると4%台が多くとても優秀な数字となっています。多くのETFは配当利回りが1%~3%未満のものが多数で他と比べてみても配当利回りが高いETFとなっています。

2023年は米国の景気後退の懸念があるため分配金が減ってしまう可能性がありますが、それでもまだ配当利回りが高いといえるETFです。

配当利回りとは

1口当たりの分配金が1口当たりの評価基準額の何%になるかを示したものです。

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SPYDおすすめポイント 分配金が年4回ある

SPYDの分配金は年に4回で3月・6月・9月・12月に行われます。年間のトータル金額としては1株当たり$1.5~$1.7くらいの配当となります。2022年7月10日時点の評価額からすると1万円当たりで約1.8株になり、1万円当たりの分配金は$2.8~$3.2程度になります。また、配当金はドルで支払われます

記事を書いている2022年7月時点では円安の傾向になり1ドル=約135円となっています。しばらくの間は円安が続くような予測もあり、ドルとして資産を保有できれば保有しているドルで購入が可能なため為替レートを気にすることなく購入することが出来ます。

配当金・分配金とは

配当金は投資先の企業が年に数回(四半期、半期、1年)利益の一部を投資家に支払う仕組みです。分配金は年に数回(四半期、半期、1年)一定期間での投資運用の状況に応じて運用会社から投資家に支払う仕組みです。

配当金・分配金には日本国内で20.315%(所得税15.315%、住民税5%)が源泉徴収されます。また、米国の株やETFで支払われた配当金・分配金には別途で米国の税金として税率10%が掛かります。

SPYDおすすめポイント 米国ETFの中でも人気の高配当ETF

以前、私が調べて記事にした米国高配当ETFでも紹介していますが、「VYM」「HDV」と並んで高配当を安定的に継続しているETFとして人気で、しかも低コストで運用ができ2022年7月時点の評価額も「VYM」「HDV」と比べて安く、約40ドルと日本円で6,000円以下で購入することができるETFです。

私が調査した米国の高配当ETFについては「投資初心者が調べた米国高配当ETF【おすすめ4選】」で記事にしていますので是非ご覧ください。

配当・分配金での不労所得をある程度受け取るにはどのくらいの資金が必要かについて考えます。「月10万円」を目標として「年間120万円」の配当を受け取ろうとした場合、配当利回りを「4%」で換算すると投資金額が「4,250万円」ほどかかります。これは円換算でのたとえになるのでドル換算した場合は為替レートによって大きく変わる可能性があります。

■例)年間約120万円(月10万円目標)を受け取る場合
 投資金額4,250万円×配当利回り(4%)=年間分配金170万円
 年間分配金170万円-米国税金(10%)-日本税金(20.315%)=年間120万円

※米国での税率10%と米国税引き金額に対して国内で20.315%(所得税15.315%、住民税5%)が源泉徴収されます。

SPYDおすすめポイント 買付手数料は0円

株やETFなどを購入する際にかかる手数料として買付手数料があります。証券会社にもよりますが、この買付手数料がSPYDの場合は0円となっている証券会社があります。私が利用している楽天証券や人気のSBI証券などいくつかの証券会社で買付手数料が0円となっています。

投資に興味があってまだ始めてない方は、投資してみようと思った商品についてどこの証券会社で取り扱っているのかや買付手数料や為替手数料(円→ドル)についても確認しておいた方が良いと思います。

私がSPYDに興味を持って調べ始めたころは円安が進みだしていたため、購入をためらっていました。やはり少額から始めていること、投資への入金力が弱いことを考えると投資を始めたばかりの私では為替レートによって購入できる金額が上がってしまうことは足かせとなっています。本来は投資と為替レートは別として考えることが必要とは理解していても躊躇してしまいます。

米国高配当ETFおすすめのSPYDについて

SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)の特徴

TradingView提供のチャート

SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)は、S&P500高配当指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目標としていて、低コストで高配当の米国株に分散投資できるETFです。

コロナショックにより大きく下落していますが、1年ほどで下落前の水準を超えるまでに回復しています。2023年はアメリカでの景気後退が懸念され下落傾向になります。

S&P500高配当指数とは

S&P500指数の採用銘柄のうち配当利回りが高い80銘柄のパフォーマンスを計測する指数です。 各銘柄の構成比率については、時価総額で加重するS&P500指数とは異なり年2回のリバランスにおいて均等配分とするルールとなっています。

SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)の詳細

ティッカーSPYD純資産総額約7,759百万USドル
設定日2015/10/22決算毎年3,6,9,12月
分配金4回/年信託報酬0.07%/年
取引単位1株直近1年
配金利回り
約3.6%
投資先米国株
ゼロヨン投資ブログ調べ(2022年7月10日時点)

SPYD は1株から取引出来て、信託報酬は年0.07%と低コストとなっています。配当金については年4回となっており、今までは安定して配当が行われているETFです。

信託報酬は年0.07%と低コストで、配当・分配金が当時(2022年7月10日)の評価額で1万円当たり2ドル以上と人気なのがうかがえる内容です。

SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)の配当実績

2022年$0.6527$0.4049
2021年$0.6361$0.3989$0.3865$0.1275
2020年$0.3961$0.3657$0.2635$0.6066
2019年$0.3394$0.4619$0.4476$0.4971
2018年$0.3487$0.3761$0.4507$0.4433
ゼロヨン投資ブログ調べ(2022年7月10日時点)

配当金は大体1株当たり年間で$1.5492~$1.7462くらいとなっています。投資1万円当たりで1.86株となり年間$2.8815~$3.2479(日本円で389円~438円)くらいとなります。(1ドル=135円換算)

投資1万円当たりで年間で$2.8815~$3.2479(日本円で389円~438円)の配当金が得られます。それが継続的に支払われていることが魅力の一つでもあります。(1ドル=135円換算)

SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)の保有銘柄

銘柄保有率
バレロ・エナジー約1.7%
ブリストル・マイヤーズ・スクイブ  約1.6%
メルク約1.6%
エクソン・モービル約1.5%
アッヴィ約1.5%
マラソン・ペトロリアム約1.5%
ファイザー約1.5%
パブリック・ストレージ約1.5%
シェブロン約1.5%
センプラ・エナジー約1.5%
ゼロヨン投資ブログ調べ(2022年7月10日時点)

SPYD に組み込まれている銘柄としてはS&P500高配当株式指数と同じで、一番多い業種が公益事業の18.31%と最も高く、次いで金融16.84%、不動産13.78%となります。

基本的に組み込まれている銘柄はS&P500高配当株式指数と同様になり、SPYDは年2回に大幅な銘柄入れ替えを実施しています。

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まとめ

本日のまとめ
  • やはり人気の米国高配当金は魅力的
  • 景気後退が懸念されている2022年は安く購入するチャンス
  • 円安は気になるものの評価額の値上がりと配当利回りは魅力
  • 為替レートでのギャップは長期投資で回収

やはり米国の高配当ETFは魅力的です。私が興味を持ってから円安のため躊躇していましたが、値が下がっているこの時期から少しずつ購入していくことを決めています。もちろん円安によって評価額自体は下がっていますが、トータルの購入金額はあまり変わらないかもしれません。それでも長期的に保有するつもりでいるので、値上がりや分配金で受け取る金額の方が大きくなると考えてのことです。

投資はリスクを伴う行為であり、リスクを十分に理解して自分の判断で決めましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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