
投資初心者の私が調べて投資してみようかなと思った米国高配当ETFのおすすめとその理由を合わせて紹介したいと思います。
私は配当金をまだ受け取ったことがないのですが、初めての配当金がたとえ数百円でもうれしいものだろうと思います。
私個人が調べた内容や個人の感想のため正確性に欠ける可能性があります。投資を始める際には当サイトの内容をうのみにせず、ご自身で調べ直すようにお願いします。
投資初心者が調べた米国高配当ETF【おすすめ4選】

- VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
- HDV(iシェアーズ コア米国高配当株 ETF)
- SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)
- QYLD(グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF)

それぞれのETFの特徴とメリット・デメリットを押さえつつ、おすすめの理由について解説していきます。
米国高配当ETFおすすめ① VYMのメリット・デメリット

VYMは約400銘柄に分散投資され高い配当利回りの銘柄で構成されているアメリカのETFです。このETFは人気の高配当ETFであるHDV・SPYDと並んでたくさんの投資家から高評価を得ています。
メリットとしては純資産総額が高く信託報酬が0.06%/年と低く年4回の配当金がもらえます。評価額が伸びにく高配当ETFの中でも高いパフォーマンスで高い配当金だけでなく売却益を目指したい方にもおすすめのETFです。
デメリットとしてはGAFAMを中心としたハイテク銘柄の保有はなく今後の急激な株価上昇は見込めないこと、現時点の評価額が高く少額から始める場合には高いかなと思います。
純資産総額 | 約43,770百万USドル |
保有銘柄数 | 約400銘柄 |
信託報酬(経費率) | 0.06%/年 |
分配金回数 | 4回/年 |
分配金実績(2021年) | 3.0961USドル |

私は投資の初心者なので配当利回りと言われても高いほうが良いことは解りますがピンときません。そこで個人的な指標として投資1万円当たりどのくらいの配当金が見込めるかで考えています。

記事を書いた2022/6/1時点では下記の通りです。2021年の分配金実績から算出すると1万円当たり約2.17USドルです。
評価額 (2022/5/30時点) | 111.3500USドル |
USドル/円為替ルート (2022/5/30時点) | 129.04円 |
1万円当たりの株数 (2022/5/30時点) | 約0.7株 |
1万円当たりの分配金 (2021年) | 2.16727USドル |

色々なところで、おすすめされるだけあって高配当で評価額の上昇も期待できます。ただ急激な上昇はなく緩やかにといった感じです。ただ、評価額が高く少額では手が出しずらい勘があります。
米国高配当ETFおすすめ② HDVのメリット・デメリット

HDVは75銘柄に分散投資されていて財務状態が健全で高い配当利回りの銘柄で構成されているアメリカのETFです。このETFは人気の高配当ETFであるVYM・SPYDと並んでたくさんの投資家から高評価を得ています。
メリットとしては純資産総額が高く信託報酬が0.08%/年と低く年4回の配当金がもらえます。評価額が伸びにく高配当ETFの中でも高いパフォーマンスで高い配当金だけでなく売却益を目指したい方にもおすすめのETFです。
デメリットとしては財務状態が健全な銘柄で成熟した企業のたため、VYMと同様に今後の急激な株価上昇は見込めないこと、現時点の評価額が高く少額から始める場合には高いかなと思います。
純資産総額 | 約9,595百万USドル |
保有銘柄数 | 75銘柄 |
信託報酬(経費率) | 0.08% |
分配金回数 | 4回/年 |
分配金実績(2021年) | 3.5080USドル |

記事を書いた2022/6/1時点では下記の通りです。2021年の分配金実績から算出すると1万円当たり約2.46USドルです。
評価額 (2022/5/30時点) | 108.8500USドル |
USドル/円為替ルート (2022/5/30時点) | 129.04円 |
1万円当たりの株数 (2022/5/30時点) | 約0.7株 |
1万円当たりの分配金 (2021年) | 2.4556USドル |

HDVもVYMも同じようなETFに見えるかと思いますが、違いを簡単に表すと、VYMは「分散投資の効果が期待できる」HDVは「財務状態が健全な銘柄に投資」といった違いになります。
米国高配当ETFおすすめ③ SPYDのメリット・デメリット

SPYDはS&P500の80銘柄に分散投資されていて高い配当利回りの銘柄で構成されているアメリカのETFです。このETFは人気の高配当ETFであるVYM・HDVと並んでたくさんの投資家から高評価を得ています。
メリットとしては純資産総額が高く信託報酬が0.07%/年と低く年4回の配当金がもらえます。配当利回り重視で構成され配当を重視する方におすすめのETFです。現時点の評価額も上記のVYM・HDVより低く少額からでも手を出しやすいのもおすすめのひとつです。
デメリットとしては不動産関連への投資比率が高く、景気に大きく影響を受ける点はリスクになります。
純資産総額 | 約6,457百万USドル |
保有銘柄数 | 80銘柄 |
信託報酬(経費率) | 0.07% |
分配金回数 | 4回/年 |
分配金実績(2021年) | 1.5492USドル |

記事を書いた2022/6/1時点では下記の通りです。2021年の分配金実績から算出すると1万円当たり約2.63USドルです。
評価額 (2022/5/30時点) | 44.5700USドル |
USドル/円為替ルート (2022/5/30時点) | 129.04円 |
1万円当たりの株数 (2022/5/30時点) | 約1.7株 |
1万円当たりの分配金 (2021年) | 2.63364USドル |

SPYDは現時点の評価額が低く少額からでも買えます。ただし、SPYDだけだと景気後退時のリスクが高いため、SPYDだけでなく他と合わせて保有するのが良いかもしれません。
米国高配当ETFおすすめ④ QYLDのメリット・デメリット

QYLDは今までのVYM・HDV・SPYDとはちょっと異なり毎月分配で配当利回り他に比べて高い特徴があります。配当を重視する投資家に人気のETFです。
QYLDは原資(NASDAQ)を保有しつつ、NASDAQのコールオプションを売却してそのオプション手数料を得るといった形で利益を得ているETFになります。
コールオプションとは近い将来に決まった金額で売買することを約束することを指します。
相場が横ばいや緩やかに上がっている場合はとても魅力がありますが、相場が下落している場合は従来の高配当が維持できない可能性があり、急上昇している場合には値上がり益が見込めないといったリスクやデメリットも大きいETFです。
純資産総額 | 約6,896百万USドル |
保有銘柄数 | ー |
信託報酬(経費率) | 0.60% |
分配金回数 | 12回/年 |
分配金実績(2021年) | 2.3511USドル |

記事を書いた2022/6/1時点では下記の通りです。2021年の分配金実績から算出すると1万円当たり約10.10USドルです。こちらは2021年が良すぎた感もあり2020年は配当実績が「0.4527USドル」と低く安定した配当とはいかないようです。
評価額 (2022/5/30時点) | 18.0300USドル |
USドル/円為替ルート (2022/5/30時点) | 129.04円 |
1万円当たりの株数 (2022/5/30時点) | 約4.3株 |
1万円当たりの分配金 (2021年) | 10.1093USドル |

こちらは長期保有を前提ではなく2021年のように調子が良いときだけ狙うといった形が良いかもしれません。
まとめ

- 少額から手が出しやすいSPYDが個人的にはおすすめ
- 将来的には「VYM+SPYD」「HDV+SPYD」といった形が理想

私が高配当ETFに興味を持ったのは、つみたてNISAでのインデックスファンドだけだと画面での数字だけで、配当金を受け取るというモチベーションとして米国高配当ETFに興味を持ったのです。
当面は円高が落ち着いたらSPYDを購入して、ある程度余裕があるときにVYMかHDVを購入していこうかと思っています。
投資はリスクを伴う行為であり、リスクを十分に理解して自分の判断で決めましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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